「薬膳コーディネーターってどんな資格なの?」
「薬膳コーディネーターを取るとどんなメリットがあるのかな?」
「薬膳コーディネーターと他の薬膳の資格との違いって何?」
近年の健康ブームに合わせて薬膳コーディネーターの資格の注目度も高まっています。
しかし薬膳コーディネーターの資格について詳しく知らない部分もあると思います。
そこで今回は、薬膳コーディネーターという資格の魅力について、分かりやすく解説していきます。
仕事に活かせるのか、履歴書に書けるのか、試験の難易度はどれくらいなのかなど、この記事を読むことで薬膳コーディネーターの全てが分かります!
薬膳コーディネーターとはどんな資格?
薬膳コーディネーターとは、薬膳で健康的な体作りをサポートできる資格
薬膳コーディネーターとは「薬膳」についての知識やスキルを身につけた証明となる資格のことをいいます。
現代では西洋医学が発展し、身体の不調(貧血、肌荒れ、肩こりなど)を治すには投薬が主流となっています。
しかし、投薬では一時的に不調が治るものの、良くなったり悪くなったりを繰り返すといった経験はありませんか?
とくに肌荒れなどは顕著なのではないでしょうか。
このような悩みが浮き彫りとなり、近年では人間の生活の基盤である食事を見直し、身体の「芯」からバランスを整える薬膳が注目されつつあるのです。
そもそも薬膳とは?
では、この「薬膳」とはそもそも何でしょうか?
薬膳とは中医学(中国伝統の医薬学)に基づき、食材の本来持つ栄養や効能を最大限に活かした食事のことをいいます。
中医学は平たくいうと、「自然治癒力を高める」ことを重視しており、食事や生活習慣を見直して身体の調子を整えていきます。
この食事として注目されているのが「薬膳」なのです。
加えて、よく耳にする漢方や鍼灸なども薬膳と同様に中医学に基づいた分野で、どれも「治療」というよりも「予防」や「体質改善」といったアプローチ方法になることが特徴です。
本草薬膳学院が主催団体
薬膳コーディネーターを認定している主催団体は「本草薬膳学院」という教育機構です。
本草薬膳学院は、中国の薬膳に関する方針や政策を委任されている「中国薬膳研究会」が認めた日本の薬膳の学校です。
中国薬膳研究会は薬膳分野の最高権威機関といわれています。
そんな中国薬膳研究会から認定された本草薬膳学院では、「中医薬膳師」「国際薬膳師(士)」「国際中医師」といった薬膳のエキスパートを日々育成しています。
上記の資格は学習期間が長く専門用語がたくさん登場するため、初心者には少し難易度が高い資格になっていることが特徴。
そこで、初心者でもチャレンジしやすい資格として登場したのが、本草薬膳学院とユーキャンが提携して生まれた「薬膳コーディネーター」という資格なのです。
薬膳コーディネーターの受験資格
薬膳コーディネーターの受験資格はありませんが、しいていえば、「ユーキャンの薬膳コーディネーター講座」を受講する必要があります。
薬膳を学ぶことで、
- アレルギーや貧血、冷え性といった不調で悩み体質改善をしたい人
- 美容やダイエットに興味があり身体の内面からキレイを目指したい人
- 料理のレパートリーを広げたい人
- 飲食業界や介護・医療業界に携わっていてスキルアップをしたい人
このように、薬膳に興味がある方であればどなたでも受講することができます。
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薬膳コーディネーターは仕事や就職に活かせる?
薬膳コーディネーターはスキルアップを証明するツールとして、仕事や就職に活かすことが可能です。
仕事面において、飲食業界、料理教室業界、健康・美容業界ですでに働かれている方であれば、薬膳メニューの発案や提供、薬膳の知識を使った健康・美容のカウンセリングを行ことができます。
また、管理栄養士や調理師として働いている人が、ダブルライセンスとして取得することで仕事の幅を広げることができるでしょう。
他にもライターとしてコラムを執筆したり、セミナー講師として講演会を開くといったフリーランスの道も目指せますね。
そして、就職の面では上記のような飲食業界や健康・美容業界を志望する場合、「即戦力になれるようにスキルを身につけてきた」という強いアピールになります。
薬膳は最近になって注目されてきた分野であるため、知識を身につけている人が少ないです。
したがって、希少性が高く面接官に興味を持ってもらえる可能性が高いでしょう。
少なくとも上記のような業界で薬膳を学ぶことがマイナスに働くことはありませんので、興味があれば積極的にチャレンジしてはいかかでしょうか。
薬膳コーディネーターの具体的な仕事内容や活かし方などはこちらの記事でまとめているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
薬膳コーディネーターの資格は仕事に活かせるのでしょうか?そこで今回は薬膳コーディネーターの仕事内容や就職先について解説します!年収や給料もいくらくらいもらえるかお伝えするので、ぜひご覧ください!
薬膳コーディネーターでは薬膳レシピも学べる
前述の通り、薬膳コーディネーターを取得するには「ユーキャンの薬膳コーディネーター講座」を受講する必要があります。
こちらの通信講座の特長は、薬膳の知識のインプットからアウトプットまで総合的に学べるということ。
副教材に「薬膳レシピBOOK」と「土鍋」がついてくるため、実際に作ったり食べたりして薬膳料理の作り方や効能について楽しく学ぶことができるのです。
「薬膳料理は手間がかかるのでは?」「材料がなかなか揃わないのでは?」と心配される方もいるかもしれませんが、薬膳レシピBOOKに掲載されているレシピはどれも簡単で身近な食材で作れるメニューばかり!
レシピの数も100種類もあるのでレパートリーも増えていくことでしょう。
薬膳コーディネーターを学ぶ過程で身につけられる具体的なレシピはこちらの記事で紹介しているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
薬膳コーディネーターになるとどんなレシピが作れるようになるのでしょうか?そこで今回は、薬膳コーディネーター講座を勉強する過程で学べるレシピや、管理栄養士である筆者が考えた薬膳レシピを10種類紹介します!
薬膳コーディネーターの芸能人|川栄李奈さんなど
(引用:生涯学習ユーキャン)
薬膳コーディネーターを取得されている芸能人に、元AKB48のメンバーで女優の川栄李奈さんがいます。
川栄李奈さんといえば、NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」、映画「デスノート Light up the NEW world」などさまざまな作品に出演されており、見たことがある方も多いのではないでしょうか?
そんな川栄李奈さんはAKB48時代に「おバカキャラ」として知られていましたが、2014年に「AKBチャレンジユーキャン!2014」という企画で薬膳コーディネーターを目指すことになりました。
グループの中でも勉強が苦手な川栄李奈さんは、仕事と勉強を両立させることに大変苦労されたそうですが、スキマ時間を利用しコツコツ勉強を続けた結果、見事合格!
また、プライベートのほうでは2019年に俳優の廣瀬智紀さんとご結婚され、お子さんもご出産されそうです!
もしかすると、薬膳の知識をご自身やご家族の健康管理に活かされているかもしれませんね!
川栄李奈さんの他に薬膳コーディネーターなど薬膳に関わる資格を持っている芸能人はこちらの記事でまとめているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
薬膳コーディネーターの資格を持っている芸能人にはどんな人がいるのでしょうか?そこで今回は川栄李奈さんなど薬膳コーディネーターの資格を持っている芸能人の勉強方法や資格の活かし方などをまとめてご紹介します!
薬膳コーディネーターの資格は履歴書に書ける?
薬膳コーディネーターの資格はもちろん履歴書に書くことが可能です。
前述の通り、飲食業界や健康・美容業界を志望する場合、薬膳の知識やスキルがあることは大きなアドバンテージになります。
面接官に採用後の働く姿を具体的にイメージしてもらいやすくなりますし、何より就職への熱意の表れとして提示することができます。
また、上記のような業界を志望しない場合でも、資格取得を自己PRとして活用することをおすすめします。
資格取得を目指すための行動力・好奇心・継続力・問題解決能力などを、自分の長所として面接官にアピールすることができるでしょう。
薬膳コーディネーターの履歴書の書き方やアピール法はこちらの記事でまとめているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
薬膳コーディネーターの資格は履歴書に書けるのでしょうか?今回は薬膳コーディネーターの資格を履歴書に書けるかどうか解説します!履歴書への書き方や書いて有利になる就職先などもお伝えするので、ぜひご覧ください!
薬膳コーディネーターの試験概要|難易度や合格率
薬膳コーディネーターの試験概要としては、3回分の添削課題を提出後、随時在宅にて資格試験を受験することができます。
資格試験は全問マークシート形式で、60%の得点率で合格となります。
また、仮に不合格でも受講期間であれば再々試験まで、すなわち最高3回まで受験することができるため、挑戦する機会が多いのも特長です。
そして、在宅受験という特性上、テキストの持ち込みが可能。
理解度を重視している資格だからこそテキストを見ながら受験することができます。
- 資格試験の受験のチャンスが最大3回と多い
- 在宅受験で暗記の必要がなく、テキストの持ち込みが可能なこと
以上のことから難易度は易しめで、合格率もほぼ100%だと考えられます。
薬膳コーディネーターの試験概要や試験対策のコツなどはこちらの記事でまとめているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
薬膳コーディネーターの資格を取るためには、試験の合格が必要不可欠です。そこで今回は、薬膳コーディネーターの試験内容や難易度、合格率などをお伝えします!効率的な試験対策法も紹介するので、ぜひご覧ください!
薬膳コーディネーターは独学で合格できる?
薬膳コーディネーターを取得するためには、「ユーキャンの薬膳コーディネーター講座」を受講することが大前提となります。
したがって、「自分で教材選ぶ→勉強方法を考える→試験の申し込み→受験」といった「完全独学」で進めていくことはできません。
薬膳コーディネーターは上記のような完全独学とは異なり、「通信講座の教材を使う→通信講座のカリキュラムに沿って勉強する→教材に含まれている資格試験を在宅で受験する」という取得の流れになります。
もっと端的にいうと、通信講座という「ツール」を指定されていているものの、基本的には自分で勉強を進めていくため「ほぼ独学」という表現のほうが正しいかもしれません。
ツールが指定されているだけなので、オンライン授業や通学、受験会場に足を運ぶといった時間・場所に拘束されることはないため、自由な時間に好きな場所で資格取得にむけて勉強を進めることができます。
- 自分で教材や勉強方法を決めたい人
- 通学をして直接講師に教えてもらいたい人
このような方には通信講座はデメリットになるかもしれませんが、
- 初心者で教材選びから勉強方法までどうすればいいかわからない人
- 仕事や家事・育児で毎日忙しく、時間や場所に拘束されるのが辛い人
には大きなメリットになりますね。
薬膳コーディネーターを独学で対策するポイントや試験勉強のコツなどはこちらの記事でまとめているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
薬膳コーディネーターの資格は独学で合格できるのでしょうか?そこで今回は、薬膳コーディネーターは独学で取得できる資格なのかどうか分かりやすく解説していきます!効率的に合格するための勉強法も紹介するので、ぜひご覧ください!
薬膳コーディネーターの資格取得にかかる費用や受験料、最短期間目安
薬膳コーディネーター講座の受講料は教材セット、資格試験受験料(再々試験まで追加料金なしで受験可)、各種サポート込々で以下の通りです。
- 一括払い:4万4,000円
- 分割払い:2,980円×15ヶ月(15回) =総計4万4,700円(税込)
なお、薬膳コーディネーター講座の目安学習期間は4ヶ月で設定されています。
添削課題を3回、資格試験を1回、計4回分を1ヶ月ずつ取り組むイメージですね。
つまり、添削課題が早く提出できれば、より短い期間で取得できるということになります。
一方、ゆっくり学習を進めていきたい方であれば、受講期間は最長12ヶ月まで手続きや追加料金なしで延長可能です。
もちろん、延長しても全てのサポートは受けられるので安心してくださいね。
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薬膳コーディネーターのおすすめ本はユーキャンのテキスト
前述の通り、薬膳コーディネーターの資格を取得するには「ユーキャンの薬膳コーディネーター講座」の受講が必要です。
つまり、必然的にユーキャンで採用されているテキストが「おすすめのテキスト」ということになります。
講座で使うメインテキストはたったの2冊で、おすすめポイントは以下の通りです。
- 写真やイラストが豊富であるため読書感覚でスラスラと学習することが可能
- 難しい専門用語や漢字があっても、わかりやすく・丁寧に解説してくれている
- 「中医学編」と「食薬編」の二部構成で、基礎となる考え方をしっかり身につけることができる。
それぞれのテキストの内容は以下の通り。
- 中医学編→体質の診断法、臓器の機能や働きなど
- 食薬編→220種類もの食薬の効能・効果について、薬膳料理の基礎調理方法など
- 欄外では先生のキャラクターが重要ポイントと絡めて説明してくれている
さらに、メインテキストの他にも「ユーキャンの薬膳コーディネーター講座」は副教材が充実しています。
- 学んだ知識をアウトプットできる「薬膳レシピ集」「薬膳レシピDVD」
- 舌の色や状態から体調を判断できる「舌診ボード」
- わからない用語をすぐに調べれられる 「薬膳用語集」
- 薬膳料理に使う「土鍋」
このように、薬膳コーディネーター講座では、知識を身につけることから実践スキルの習得まで体系的に学ぶことができます。
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過去問は販売されていない
資格取得の王道パターンといえば過去問を攻略することですが、薬膳コーディネーターの過去問題集は出版されていません。
すなわち、通信講座の教材のみで学習する必要があります。
過去問を使った試験対策ができないことに合格への不安を感じるかもしれませんが、薬膳コーディネーター講座の教材セットはたいへん充実しているため、過去問題集がなくても合格を目指すことができるでしょう。
薬膳コーディネーターと他薬膳資格の違い
ここでは薬膳コーディネーターとよく比較される以下の4つの薬膳資格との違いを解説していきます。
上記の資格名をタップすることで、それぞれの詳細にジャンプできます。
薬膳コーディネーターと薬膳アドバイザーの違い
薬膳コーディネーター以外にも薬膳にまつわる資格は多岐に渡ります。
そのうちの一つに「薬膳アドバイザー」という資格があります。
数々の薬膳に関する資格の中で、薬膳アドバイザーは日本で初めて通信講座で取得できるようになった資格であるため、信頼度が高いことが特長。
薬膳アドバイザーは薬膳の基本を学べるという点では、薬膳コーディネーターとよく似ていますが、いくつか異なる部分もあります。
①認定機関の違い
薬膳コーディネーターは本草薬膳学院が認定しているのに対し、薬膳アドバイザーは「日本中医食養学会」が認定しています。
日本中医食養学会も本草薬膳学院と同様、薬膳について学ぶ日本の教育機関にあたります。
②上位資格の種類が異なる
どちらも上位資格を目指すことのできる資格ですが、その種類が異なります。
薬膳コーディネーター→中医薬膳師、家庭薬膳マイスター→国際薬膳師
薬膳アドバイザー→中医薬膳指導員、中医薬膳調理師→国際中医薬膳師
このように、各々の資格によってステップアップしていく上位資格が異なります。
もしも目指したい上位資格があるのであれば、それを目指せる資格を選んで取得しておく必要があります。
③薬膳アドバイザーには資格試験なし
薬膳アドバイザーは課題を提出して修了証を申請すれば取得することができます。
修了証の申請には別途費用が必要になるので注意しましょう。
上位資格(中医薬膳指導員、中医薬膳調理師)を目指す場合は修了証が必須となりますので、必ず申請するようにしてくださいね。
④教材セットが異なる
薬膳コーディネーターと薬膳アドバイザーは学ぶ内容がとてもよく似ていますが、教材セットの内容が少しだけ違います。
- 薬膳コーディネーターのメインテキストは2冊であることに対し、薬膳アドバイザーは3冊
- 薬膳コーディネーターには舌診ボードや土鍋など実践に役立つアイテムが副教材として含まれているが、薬膳アドバイザーはテキストとDVDのみ
メインテキストに関しては「薬膳アドバイザーのほうが冊数が多いため、学ぶ内容が幅広いのでは?」と考えるかもしれませんが、単なる編集が異なり冊数に違いがでただけであるため、どちらの資格も学ぶことは基本同じです。
また、副教材に関しては薬膳アドバイザーより薬膳コーディネーターのほうが一歩抜きん出ているといえそうですね。
舌診ボードや土鍋といった、知識をアウトプットできる副教材が必要な方は、薬膳コーディネーターを選択されたほうがいいでしょう。
⑤受講費の違い
費用は以下の通りで、
- 薬膳コーディネーター:44,000円
- 薬膳アドバイザー:39,800円
となっています。
どちらも一括払いで、税込み、送料込みのお値段です。
副教材が充実してるぶん、薬膳コーディネーターのほうがやや費用は高めですね。
費用は高いけれど、頭に知識を入れたままにするだけでなく、しっかり実践していきたい方には薬膳コーディネーターのほう良いでしょう。
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薬膳コーディネーターと薬膳マイスターの違い
次に、「薬膳マイスター(和漢薬膳師)」という資格についてご紹介します。
薬膳マイスターはわかりやすくいうと「和漢膳(日本版薬膳)」について学んだ人のことをいいます。
薬膳は中国で発祥した分野であるため、やはり中華料理寄り。
そこで、日本人の体質や味覚に合わせて生まれたのが和漢膳なのです。
薬膳コーディネーターと薬膳マイスターも違いがいくつかあるのでみていきましょう。
①認定機関の違い
薬膳マイスターは「一般社団法人 和漢薬膳食医学会」という団体が認定しています。
和漢膳を通して人々の健康や幸せに貢献し、健康寿命の促進や医療費の削減を目指している団体です。
②上位資格の種類が異なる
薬膳マイスターを取得すると「和漢薬膳食医2級」「和漢薬膳食医1級」「和漢薬膳食医特級」といった上位資格を目指すことができます。
和漢薬膳食医特級にスキルアップしていくほど、講習会やマスコミに派遣されたりするぐらいの高度な知識を身につけることができます。
③教材セットが異なる
薬膳マイスターはメインテキストが4冊でカリキュラムが組まれています。
基本的に内容は薬膳コーディネーターと似ていますが、テキスト4の「目的別薬膳」に関しては薬膳コーディネーターにはないので、学ぶ内容は薬膳マイスターのほうがやや広いといえるでしょう。
対して、副教材は薬膳アドバイザーの比較と同様、薬膳コーディネーターのほうが充実しています。
④受講料の違い
薬膳マイスターの受講料は38,700円(一括払い・税込み・送料込み)なので、薬膳コーディネーターの44,000円よりも安いです。
しかし、薬膳マイスターには別途資格の申請料が3,400円~15,400円(修了証、認定証、認定カードなど申請方法により申請料は異なる)かかるため、場合によっては薬膳コーディネーターよりも高くなるかもしれませんね。
また、上位資格である和漢薬膳食医を目指される方は必ず認定証を取得しておきましょう。
⑤薬膳マイスターで学ぶレシピは和食・洋食・中華料理とジャンルが広い
これが一番薬膳コーディネーターとの違いになるかもしれません。
前述の通り、薬膳マイスターで学ぶことは和漢膳(日本人向けの薬膳)についてです。
生薬を使っているけれども、日本人の体質や味覚に合わせてレシピが組まれているため、けんちん汁といった和食、マンゴープディングといった洋食まで幅広いレシピがあります。
薬膳コーディネーターよりも薬膳マイスターのほうが、良くも悪くも薬膳料理っぽくないのが特徴になりますね。
本格的に薬膳について学びたい方は薬膳コーディネーターを選択したほうが良いと思います。
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薬膳コーディネーターと薬膳インストラクターの違い
薬膳インストラクターも薬膳コーディネーターと同様、薬膳のノウハウを身につけた人のことをいいます。
違いは以下の通りです。
①認定機関の違い
薬膳インストラクターは日本能力開発推進協会(JADP)が認定しています。
日本能力開発推進協会(JADP)は資格認定事業を通じて、社会から求められる人材を育成することを目指している団体です。
また、薬膳インストラクター講座の監修をされているのは若林くみ子さんという、本草薬膳学院の卒業生です。
つまり、薬膳インストラクター講座は本草薬膳学院で学ぶようなことが礎となって開講されているということになりますね。
②薬膳インストラクターに上位資格はない
薬膳インストラクターは薬膳コーディネーターや薬膳アドバイザー、薬膳マイスターのように上位資格を目指すことができません。
さらなるスキルアップを目指したい方には少し物足りないかもしれませんね。
③教材セットが異なる
薬膳インストラクターの教材セットはメインテキスト3冊と、DVD2枚、レシピBOOKなどが主な内容になっています。
薬膳アドバイザーや薬膳マイスターと似ていますが、インプットをメインにした教材セットになっていますね。
メインテキストはどの講座ともあまり変化はありませんが、大きな違いがあるのはレシピBOOKです。
薬膳インストクター講座のレシピの数は25種類であるため、他の講座と比べて少ないのは否めないでしょう。
④受講料の違い
薬膳インストラクター講座の受講料は36,000円です。
これは薬膳にまつわる資格の中で一番安い受講料となっています。
しかし、資格試験を受験する場合は別途5,600円かかるため、実質41,600円になるということは覚えておいてください。
⑤薬膳インストラクターはサポート期間が最長2年
薬膳インストラクターは無料サポート期間が最長2年と、どの薬膳に関する講座よりも長いのが特長です。
ちなみに、薬膳コーディネーターは最長1年です。
したがって、倍近くサポート期間が変わってくるということになります。
以上のことから、知識のインプット重視でゆっくり勉強したい方は薬膳インストラクターを、知識のアウトプットや上位資格のスキルアップを重視されている方は薬膳コーディネータを、それぞれ選択することをおすすめします。
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薬膳コーディネーターと国際中医薬膳師の違い
次に、国際中医薬膳師という資格と比較してみましょう。
国際中医薬膳師とは、高度な薬膳の知識を備えていることを証明する資格です。
正直、薬膳コーディネーターと国際中医薬膳師とでは全く格が違います。
最初に結論をいうと、国際中医薬膳師は初心者向けの資格ではありません。
その理由について、違いと絡めながら見ていきましょう。
①認定機関の違い
国際中医薬膳師は「中国中医薬研究促進会」という中国の伝統医学に関して権威ある団体から認められた資格となっています。
一方、薬膳コーディネーターの認定機関は本草薬膳学院ですが、こちらはあくまで日本の教育機関。
したがって、認定機関から考えると国際中医薬膳師のほうが権威ある資格だといえるでしょう。
②国際中医薬膳師は薬膳アドバイザーの上位資格である
薬膳アドバイザーのところでも述べましたが、薬膳アドバイザーを取得すると、薬膳アドバイザー→中医薬膳指導員、中医薬膳調理師→国際中医薬膳師という流れで上位資格にステップアップすることができます。
つまり、国際中医薬膳師は薬膳の資格の中でも上位資格だということがわかりますね。
③国際中医薬膳師は取得までの道のりが長い
これは②にも関わってきますが、国際中医薬膳師は上位資格であるため取得までの道のりは長いです。
取得方法は大きく分けて2つ。
- 「日本中医学院」という教育機関の中医薬膳専科で履修する
- 薬膳アドバイザー→中医薬膳指導員、中医薬膳調理師→国際中医薬膳師の順にステップアップする
1の方法は実にシンプルです。
日本中医学院 中医薬膳専科に1年履修して卒業すると国際中医薬膳師の受験資格を得ることができます。
ただし、総学習時間は800時間!
この学習時間には家庭学習に加えて集中講義の時間も含まれます。
集中講義は月に2回ほど土日に行われるため、資格取得までに時間も労力も投資する必要があります。
一方、2の方法は薬膳アドバイザー→中医薬膳指導員、中医薬膳調理師→国際中医薬膳師というふうに徐々にステップアップして取得する方法になります。
まず、薬膳アドバイザーを取得するには、東京カルチャーセンターの薬膳アドバイザー講座を受講します。
そして、中医薬膳指導員・中医薬膳調理師にステップアップするには、40時間の薬膳講習の履修が必要になります。
最後に、中医薬膳指導員・中医薬膳調理師から国際中医薬膳師にステップアップするには
- 「日本中医食養学会」主催の「国際中医薬膳師受験対策基礎講座」を30時間履修
- 「日本中医学院」主催の「国際中医薬膳師上級コース」を30時間履修
以上60時間に渡る2つの講習を履修して、国際中医薬膳師の受験資格を得ることができます。
以上のことから、国際中医薬膳師が上位資格である理由がお分かりいただけたでしょうか?
ある程度薬膳についての知識がある人であれば国際中医薬膳師を目指してもいいかもしれませんが、初心者だったら薬膳コーディネーターや薬膳アドバイザーからスタートすることをおすすめします。
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薬膳コーディネーターの資格をおすすめする人
家族の健康を考えている方
家族の健康を守る上で食事は最も大切なこと。
そうはいっても具体的に
- どのような食材を選べば良いのか?
- 調理方法で気をつけるポイントは?
といったことに関して、わからない人が大半だと思います。
薬膳コーディネーター講座では、旬や効能にフォーカスした食材の選定方法、体質改善や病気の予防のための効果的な調理方法などについて学ぶことができます。
薬膳を食卓に取り入れることでご家族にも喜んでもらえることでしょう。
美しくダイエットしたい方
薬膳はダイエットなど美容面でも効果を発揮してくれます。
ダイエットを考えると、ついついカロリーばかりに着目してしまいがちではありませんか?
カロリーももちろん大切ですが、脂肪を燃焼させやすい身体づくりも同じぐらい大切です。
また、ダイエットに成功したけどお肌がボロボロになったり、酷い人だと生理が止まってしまったというのもよく耳にする話です。
薬膳は健康的な身体づくりを促進してくれる作用があるため、カロリーを減らすダイエットよりも結果として美しく痩せることができます。
薬を使わずに長生きしたい方
冒頭でも説明しましたが、薬膳とは食材の栄養や効能を引き出して、人間の「自然治癒力」を高める食事のことをいいます。
すなわち、薬膳を取り入れることは薬に頼らない身体づくりを目指すことになるのです。
身体の芯を整える薬膳を取り入れ、薬やサプリメントに頼らない長生きを目指してみてはいかがでしょうか。
レシピの幅を広げたい方
毎日の食事に頭を抱えてる方は多いでしょう。
つい似たようなメニューになってしまうというのは、本当によくある悩みの一つだと思います。
薬膳コーディネーター講座では身近な食材で簡単につくれる薬膳レシピが豊富に掲載されているため、献立の幅がぐっと広がります!
普段と違うメニューで、身体に良い薬膳を献立に組み込むことによって、食事作りが楽しくなるかもしれませんね。
薬膳コーディネーターの資格を学ぶ過程で身につけられるレシピはこちらの記事で紹介しているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
薬膳コーディネーターになるとどんなレシピが作れるようになるのでしょうか?そこで今回は、薬膳コーディネーター講座を勉強する過程で学べるレシピや、管理栄養士である筆者が考えた薬膳レシピを10種類紹介します!
仕事に役立てたい方
現在従事している仕事に役立てることも可能です。
例えば、管理栄養士や調理師といった食事を提供している職種の方であれば、栄養学や調理学の視点に加えて薬膳の効能を取り入れれば、より健康的なメニューを考案できるかもしれませんね。
また、介護のお仕事をされている方であれば、行事食などに薬膳メニューを提案したら、新しい試みとなってご利用者様に喜ばれることでしょう。
その他にもドラックストアやエステティックサロンといった美容業界で働かれている方であれば、お客様のカウンセリング時に薬膳の知識を伝えることで、外面的にも内面的にも美容をサポートすることができます。
薬膳コーディネーターの資格を仕事に活かす方法はこちらの記事で具体的に解説しているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
薬膳コーディネーターの資格は仕事に活かせるのでしょうか?そこで今回は薬膳コーディネーターの仕事内容や就職先について解説します!年収や給料もいくらくらいもらえるかお伝えするので、ぜひご覧ください!
薬膳コーディネーターの資格を取得して活かしましょう!
薬膳コーディネーターとは薬膳の知識を豊富に身につけ、健康的な身体づくりをサポートする資格です。
薬膳は健康の要となる食事から身体のバランスを整える効果があります。
薬膳コーディネーターを取得するには「ユーキャンの薬膳コーディネーター講座」の受講が必須。
薬膳コーディネーター講座と他の薬膳講座を比較したメリットをまとめると、
- 初心者向け
- 薬膳の知識のインプットからアウトプットまで総合的に学べる
- 充実した教材セット(とくに副教材は他講座と差別化されている)
- 上位資格へのステップアップが可能
- 時間や場所に拘束されず、家庭で都合が良い時に勉強から資格試験まで取り組める
ことでしたね。
一方デメリットとしては、他講座と比べてやや費用が高めということが挙げられます。
総評としては、薬膳にまつわる通信講座の中ではバランスが良いと思っています。
薬膳コーディネーター講座を受講することで、日常生活では
- 食材や生薬の効能・栄養を理解できる
- 身体の調子を整えることで体質改善に繋がったり、病気を予防したりできる
- 身体の内面からキレイを目指せる
- 家族の健康を守ることができる
- レパートリーを増やせる
といったメリットが沢山あります。
また、就職や仕事面でも
- 履歴書に書いて知識やスキル、就職への熱意をアピールできる
- 従事している仕事の幅を広げ役立てることができる
といったメリットがありましたね。
このように薬膳について学ぶメリットはとても多いです。
薬膳コーディネーター講座に興味がある方はまずは無料で資料請求ができますので、そちらを確認してみることをおすすめします。
資料には薬膳コーディネーター講座で学べること、教材セットの内容、カリキュラム、サポート内容、薬膳レシピのお試しBOOKなどが掲載されています。
受講した場合の具体的なイメージがしやすいことに加え、他講座との比較にも役に立つでしょう。
薬膳にまつわる通信講座は多数あるため、この記事や無料の資料請求がご自身の目的や希望に沿った講座を決めるためのヒントになれば幸いです。
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