「薬膳コーディネーターの資格は、仕事に活かすことができるの?」
「薬膳コーディネーターの仕事内容や就職先は何がある?」
「薬膳コーディネーターの年収や給料って、ぶっちゃけいくらくらいなの?」
薬膳コーディネーターは民間資格ですが、実際のところ仕事に活かすことはできるのでしょうか?
仕事で使うためにお金も時間もかけて資格を取ったのに、実は意味がありませんでしたとなっては悲しいですよね。
そこで今回は、薬膳コーディネーターの資格は仕事に活かせるか分かりやすく解説していきます!
具体的な仕事内容や就職先、年収や給料も公開しているので、資格取得を検討している方はぜひ最後までご覧ください!
薬膳コーディネーターとはどんな資格?
「薬膳」とは平たくいうと、中国伝統の医学(中医学)に基づいた、病気を予防し身体の調子を整える食事のことをいいます。
病気とまでは言わなくても、「なんだか身体がだるい」「肌荒れがひどい」「便通が悪い」といった経験はありませんか?
薬膳コーディネーターは、身体の仕組みや食材本来の効力の知識を身につけ、このような不調を改善していく資格です。
つまり、薬膳の効力を最大限に引き出すことによって身体の調子を整え、健康増進や美容、体質改善に繋げることができるのです。
薬膳コーディネーターの資格の特徴や取得する具体的なメリットなどはこちらの記事でまとめているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
薬膳コーディネーターとはどんな資格なのでしょうか?この記事では薬膳コーディネーターを取得するメリットや仕事への活かし方、試験の難易度、独学での試験対策のコツなど薬膳コーディネーターの全てを分かりやすく解説しています!
薬膳コーディネーターの資格は仕事に活かせる?
結論から言うと、薬膳コーディネーターという「職種」で就職・転職といった仕事に直結させることは難しいです。
なぜなら、そもそも薬膳コーディネーターを募集している求人自体が少ないからです。
栄養士や管理栄養士のように必置義務もありません。
しかし、食品業界や美容業界などで働きたい人にとっては、薬膳の知識・スキルがあるという「アピール」として役立てることができます。
「体質改善をして生活の質を向上させたい」「内面からキレイになりたい」このような需要は高いため、薬膳の知識を取得した人材は採用面で有利といえるでしょう。
また、管理栄養士や調理師を取得した人がスキルアップとして取得することもおすすめです。
このような職種の方はアレルギー・生活習慣病・ダイエット・食材そのものの効力など質問されることが多いです。
現代の医学は投薬や手術といった西洋医学が主流ですが、できるだけ自然の力で不調を改善していきたいと思うのは当然のこと。
薬膳の知識があれば西洋医学と中医学、両方の視点で質問への回答ができるようになるでしょう。
薬膳コーディネーターの仕事内容や主な就職先
薬膳コーディネーターの資格を持っていることで就職しやすい業界やできる仕事内容は以下の通りです。
- 飲食業界
- 料理教室業界
- 健康・美容業界
- 介護・福祉業界
- セミナー講師やライター
- 薬膳料理のお店を開業 など
それぞれの仕事内容について具体的にお伝えしていきますね!
飲食業界
最近では健康意識の高まりから薬膳料理専門店が増えてきています。
そうした飲食店で働きたい場合は、薬膳コーディネーターの資格が大きなアドバンテージになるでしょう。
薬膳料理専門店に来るお客様のニーズは「身体の調子を整えたい」「冷え性を改善したい」「血液の循環を良くしたい」「ダイエット中だからヘルシーな食事を摂りたい」など様々。
それぞれの効力に適したメニューを提供することができます。
また、薬膳をイメージすると中華料理やベトナム料理を連想される方が多いと思いますが、実は一般的な飲食店においても薬膳の知識は活用できます。
薬膳は身近な食材でも案外応用が効くもの。
したがって、一般的な飲食店で薬膳メニューを企画してみるのも面白いかもしれませんね。
料理教室業界
全国にはたくさんの料理教室がありますが、薬膳はまだあまり日本では浸透していない分野であるため、他所と差別化することができます。
当たり前ですが、料理教室は料理を上達したい方が習いに来る所。
しかし一方で、料理を習いながら身体の悩みを解決したい方も多いと思うのです。
「子どものアレルギーが酷いから、少しでも抑えてあげたい。」
「貧血気味でふらふらしてしまうから、抵抗力がつく食事を作りたい。」
「妊活を意識しているから冷え性を改善したい」
など薬に頼るのではなく、食という人間が生きる上での基本となる部分を見直したい人は多いです。
浸透していない分野だからこそ大きなチャンスがあると言えるでしょう。
また、薬膳という分野に特化した料理教室じゃなくても、薬膳コーディネーターは料理の基本的な知識も身につけています。
したがって、一般的な料理教室でも十分役立てることができるでしょう。
健康・美容業界
身体の内側からキレイを目指す薬膳は、健康・美容業界でも注目されています。
薬膳教室では美やアンチエイジングのコースもあるほど。
美容的観点から薬膳についてコンサルティングすることで、肌の衰えやホルモンバランスの乱れといったトラブルに強くなれるようサポートすることができます。
また、上記のような薬膳教室でなくても、エステティックサロンやドラックストアなどの美容に関する職場で働いている方は薬膳の知識が役に立ちます。
エステを施術している時、または化粧品を販売・カウンセリングをしている時など、薬膳の知識と絡めて伝えることで、「表面のケア(エステ・化粧品)」と「内面のケア(薬膳)」両方から美をアプローチすることができます。
お客様の「もっとキレイになりたい」「コンプレックスをなんとかしたい」という気持ちに寄り添うことができるでしょう。
介護・福祉業界
介護・福祉業界でも、薬膳の知識は役に立ちます。
身体に優しい薬膳料理を提供することによって、利用者の健康の維持・増進や老化予防のサポートができます。
利用者は食事を何よりも楽しみにしているので、ちょっとしたイベント食として提供しても喜ばれるかもしれませんね。
食事のバリエーションが増えることで、利用者の満足度を高めることができるでしょう。
セミナー講師やライター
セミナー講師やライターといったフリーランスとして働くこともできます。
前述の通り、日本ではまだ薬膳という言葉自体あまり浸透していません。
だからこそ、大きなチャンスが眠っているといえるでしょう。
現代は情報の時代。
世の中治療を頑張っているにも関わらず、なかなか不調が改善されないといったことはよくある話です。
もちろん、薬膳はあくまで食事なので、摂取したからといって完治することは難しいかもしれません。
しかし、セミナーやライターとして薬膳の効力やレシピの情報を発信することで、このような悩みを抱えた方に体質改善への新しい手段を提供することができるでしょう。
薬膳料理のお店を開業
飲食業界と内容が多少重複してしまうかもしれませんが、個人事業主として薬膳料理専門店を経営してみるのも一つの働き方です。
健康ブームは続いていますし、特に地方は狙い目なのではないかと個人的には思っています。
都市部ではいくつか薬膳料理専門店がオープンしていますが、全国的にはまだまだ数が少ないのが現状。
地方ではお年寄りも多いですし、ヘルシーな薬膳は受け入れやすいのではないでしょうか。
もちろん、薬膳料理専門店をオープンするには経営についても学ばなければいけませんが、まずは自分のお店を持つ第一歩として薬膳コーディネーターの知識を取得されてみてはいかがでしょうか。
薬膳コーディネーターの年収や給料
薬膳に関する求人を見てみると飲食店が最も多く、どこに住んでいるかにもよりますが、正社員で年収300万~500万ぐらいでした。
また、月給も18万~40万と幅広いです。
この他にも薬膳食材の販売員としての求人がありましたが、こちらはパート・アルバイトとして時給1000円前後とのこと。
一方上記は採用された場合の給料ですが、フリーランスだと年収に上限がありません。
自分の努力次第でいくらでも年収を伸ばすことができます。
薬膳は発展途上の分野であるため、今後の需要によっては大きく成長を見込めるでしょう。
薬膳コーディネーターの資格は履歴書に書ける?
薬膳コーディネーターの資格は履歴書に書けます。
資格を認定しているのは、本草薬膳学院という薬膳のエキスパートを育てる教育機関(厳密には会社が経営しているため予備校に近いかもしれせん)。
この他にも国際中医師や国際薬膳調理師などの資格も認定されていているそうです。
薬膳コーディネーターも上記の資格と同様に、薬膳の知識とノウハウを取得した資格であるため、履歴書に書いて積極的にアピールしていきましょう。
薬膳コーディネーターの資格の履歴書の書き方や注意点などはこちらの記事でまとめているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
薬膳コーディネーターの資格は履歴書に書けるのでしょうか?今回は薬膳コーディネーターの資格を履歴書に書けるかどうか解説します!履歴書への書き方や書いて有利になる就職先などもお伝えするので、ぜひご覧ください!
薬膳コーディネーターは独学で取得できる?
薬膳コーディネーターを取得するには、本草薬膳学院公認の「ユーキャンの薬膳コーディネーター講座」を受講する必要があります。
「通信講座」というツールの指定はあるものの、実際に勉強を進めていくのは自分自身であるため独学での取得になります。
こちらの通信講座は、薬膳に関して全く知らない初心者の方におすすめの講座です。
認定機関である本草薬膳学院にも通信講座はありますが、こちらはどちかというと上級コース。
分厚くてイラストが全くなく、かつ漢字たっぷりの約6冊もあるテキストに挫折する人も多いのだとか。
一方、「ユーキャンの薬膳コーディネーター講座」はメインテキストはたったの2冊で、イラストや写真があるため楽しく学べます。
そして試験に関してですが、薬膳コーディネーターの試験は在宅受験が可能となっています。
忙しい人にとっては勉強から受験まで自宅で完結できるのはとても助かりますね!
マークシート式の添削課題を3回提出し、試験である最終課題に60点以上獲得できれば合格となりますが、不合格の場合は3回(再々試験)までチャレンジすることが可能です。
また、資格取得までの目安学習期間は4ヶ月となっていますが、もし目安期間に合格できなくても心配いりません。
12ヶ月までは質問や添削といった全てのサービスを利用することができるため、ゆとりをもって挑戦することができるでしょう。
\分割払い可能♪/
薬膳コーディネーターの独学での勉強方法や試験合格のコツなどはこちらの記事でまとめているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
薬膳コーディネーターの資格は独学で合格できるのでしょうか?そこで今回は、薬膳コーディネーターは独学で取得できる資格なのかどうか分かりやすく解説していきます!効率的に合格するための勉強法も紹介するので、ぜひご覧ください!
薬膳コーディネーターの資格を取得して仕事に活かしましょう!
薬膳は食材の持つ効力を最大限に引き出した食事のこと。
投薬や手術という治療とは異なり、身体の内側から抵抗力をつけていくものでしたね。
薬膳コーディネーターはそんな薬膳の知識を取得したスペシャリストです。
飲食業界を中心に、料理教室や健康・美容業界、介護・福祉業界、セミナー講師やライター、薬膳料理専門店の開業など活躍できるフィールドは多岐にわたります。
- 薬膳レシピの提案から料理の提供
- 薬膳教室でのコンサルティング
- エステなどの施術・化粧品の販売といった業務時などに薬膳の知識という付加価値をつける
- イベント食として薬膳の企画
- 薬膳についての情報発信
などが薬膳コーディネーターの仕事への活かし方でしたね。
薬膳はまだ日本でそこまで浸透していない分野だからこそ、活躍できる大きなチャンスを秘めています。
そのような薬膳について学ぶツールとしておすすめなのが、「ユーキャンの薬膳コーディネーター講座」です。
この講座のメリットは何と言っても初心者に優しいということ。
テキストはイラストや写真が豊富で分かりやすいですし、質問・添削・指導サポートが最大12ヶ月まで利用できたりと、初心者が挫折しやすいポイントを解消してくれている講座内容になっています。
勉強から受験まで自宅で完結するため、プライベートが忙しい方にもぴったりです。
薬膳を学ぶファーストステップとして、まずは「ユーキャンの薬膳コーディネーター講座」では無料で資料請求ができますので、教材・カリキュラム・サポートなどを確認してみてくださいね。
講座に興味が持てて「やってみたい!!」と思われたら、ぜひ受講を検討されてみてはいかがでしょうか。
\分割払い可能♪/