【食生活アドバイザーと食育アドバイザーの違い】6項目で徹底比較!

「食生活アドバイザーと食育アドバイザーってどんな違いがあるの?」

「食育アドバイザーと食生活アドバイザーが似ていて、よく分からない…」

「食生活アドバイザーと食育アドバイザーだったら、どっちの資格がおすすめ?」

 

食生活アドバイザーと食育アドバイザーは名前も似ていて、どんな違いがあるか分からない方は少なくありません。

しかし詳しく見ていくと大きな違いがあるのです。

そこで今回は、食生活アドバイザーと食育アドバイザーの資格の違いを6つの項目別に分かりやすくお伝えしていきます!

ポイント

どんな方にどっちの資格をおすすめするかも解説しているので、資格取得を検討している方はぜひ最後までご覧ください!

食生活アドバイザーとはどんな資格?

食生活アドバイザーとはどんな資格?

食生活アドバイザーとは、「健康的な食生活」を提案する専門家です。

栄養・健康といった「食」に関することから、経済・環境といった「生活」に関することまで総合的に網羅しています。

そのため、個人のライフスタイルに応じた健康的な食生活を提案することができます。

食育アドバイザーとはどんな資格?

食育アドバイザーとはどんな資格?

一方、食育アドバイザーとは、「食べることの大切さ」を伝える専門家です。

食事マナー・行事食といった「食育の基礎知識」をはじめ、食育セミナー・自治体活動といった具体的な「食育活動のノウハウ」まで身につけています。

そのため、食に関する正確な知識を社会全体に広めることができます。

食生活アドバイザーと食育アドバイザーの違い

食生活アドバイザーと食育アドバイザーの違い

食生活アドバイザーと食育アドバイザー。

名前がとても似ていますし、どちらも食に関するアドバイスする点では同じですね。

また、カリキュラムの内容もいくつか重複したところがあります。

しかし、よく見てみると6項目ほど違いがありました。

食生活アドバイザーと食育アドバイザーの違い
  1. 認定機関の違い
  2. 階級制度の違い
  3. 学習内容・範囲の違い
  4. 学習方法の違い
  5. 受験方法の違い
  6. 難易度の違い
ポイント

それぞれの違いを詳しく見ていきましょう!

①認定機関の違い

食生活アドバイザーの認定機関は「一般社団法人 FLA(Food&Lifestyle Adviser)ネットワーク協会」です。

FLAネットワーク協会は、自分の理想とするライフスタイルを主体的に考え、それに向かって実践していくことのできる人材を育てることを目的にしています。

一方、食育アドバイザーの認定機関は「一般財団法人 日本能力開発推進協会(JADP)」です。

日本能力開発推進協会は、仕事をする上での教養を高め、社会から必要とされる人材を送り出すことを目的としています。

②階級制度の違い

食生活アドバイザーには2級と3級があります。

2級は3級の応用編のようになっているため、段階的にステップアップしていくことができます。

一方、食育アドバイザーには〇級といった階級がありません。

そのため、ステップアップという概念はなく、1つの試験で完結するのが特徴です。

③学習内容・範囲の違い

食生活アドバイザーは「食」と「生活」に関する問題が総合的に出題されます。

  • 食に関する問題:栄養・食文化・食品学など
  • 生活に関する問題:衛生管理・消費経済・流通・関連法規など

「食に関する知識を身につけたいのに、衛生管理や経済のことまで勉強するの?」

と思われる方もいるかもしれませんが、前述した通り、食生活アドバイザーは「食」と「生活」をトータルで捉え、「健康的な食生活」を提案できる資格です。

衛生管理・経済も食生活と大きな関わりがありますよね。

したがって、これらについても学ぶ必要があるということです。

ポイント

食生活アドバイザーの学習内容・範囲のイメージとしては「食・生活どちらの知識も身につけておく必要があるため、幅広い内容を学ぶ」と思ってください。

一方、食育アドバイザーは名前の通り「食育」に関する問題が出題されます。

食育の目的からはじまり、食事マナー・行事食・食育活動事例・NPO法人の探し方といった、食育指導のための基礎知識から食育の実践方法まで学習していきます。

食育に重点が置かれているため、衛生管理や消費経済まではカリキュラムに入っていません。

ポイント

したがって、食育アドバイザーの学習内容・範囲のイメージとしては、「食育に特化して勉強するため、相対的に狭く・深い内容を学ぶ」と思ってください。

④学習方法の違い

食生活アドバイザーは過去問題集を使った完全独学、もしくは協会公認の通信講座など自分に合った学習方法を選択することができます。

一方、食育アドバイザーは協会が指定した通信講座(キャリカレの食育アドバイザー取得講座)を受講することが必須となっています。

ポイント

そのため、学習教材は自分で選ぶのではなく、通信講座の教材セットを使って勉強していくことになります。

⑤受験方法の違い

食生活アドバイザーは決められた受験日に、決められた受験会場で試験を受けます。

また、テキストの持ち込みは不可となっているため、暗記の必要があります。

一方、食育アドバイザーは通信講座のカリキュラムが修了後、順次在宅受験をしていく形になります。

在宅受験であるため、試験日は都合の良い日・都合の良い時間を選べます。

さらに、テキストを見ながら試験を受けることも可能となっているため、暗記の必要もありません。

⑥難易度の違い

食生活アドバイザーと食育アドバイザーを比較すると、食生活アドバイザーのほうが難易度がやや高くなっています。

なぜなら、食生活アドバイザーのほうが、

  • 階級があり、基礎から応用まで勉強が必要
  • 学習範囲が広い
  • 暗記が必要

このような理由があるためです。

食生活アドバイザーと食育アドバイザーはどっちがおすすめ?

食生活アドバイザーと食育アドバイザーはどっちがおすすめ?

ここまで食生活アドバイザーと食育アドバイザーの違いを比較してきましたが、どっちの資格がおすすめなのでしょうか?

これは一概にどっちの方がより優れた資格かということはできません。

ポイント

それぞれの資格をおすすめする人が分かれるので、以下を参考にどっちの資格が自分に合っているか見ていきましょう。

食生活アドバイザーをおすすめする人

  • 3級:基礎内容→2級:応用内容というように、階級ごとにステップアップして勉強を進めたい人
  • 食生活に関する幅広い知識を学びたい人
  • 完全独学か通信講座か、自分に合った学習方法を選択したい人
  • 決められた日に受験地に赴ける時間がある人
  • 暗記が苦痛ではなく、知識を頭にインプットしたい人

食生活アドバイザーの資格や試験内容、勉強法などについてはこれらの記事で解説しているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。

>>「食生活アドバイザーとはどんな資格?他の資格との違いや魅力を解説!」

>>「食生活アドバイザーは無駄?とってよかった?双方の意見を比較!」

>>「【食生活アドバイザーの試験概要】難易度や合格率、2級と3級の違い」

>>「【食生活アドバイザー独学のコツ】勉強方法や覚え方、必要な時間を解説!」

>>「【食生活アドバイザーのおすすめテキスト】役立つ本や参考書、問題集」

食育アドバイザーをおすすめする人

  • 食育に特化した内容を、基礎から実践レベルまで学びたい人
  • 通信講座のカリキュラムに沿って、効率良く合格を目指したい人
  • 仕事や家事・育児などプライベートが忙しく、学習から受験まで自宅で完結したい人
  • 暗記が苦手で、テキストを見ながら勉強したい人

食育アドバイザーの資格や試験内容、勉強法などについてはこれらの記事で解説しているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。

>>「【食育アドバイザーとはどんな資格?】他資格との比較やメリットを解説!」

>>「【食育アドバイザーの口コミ】とってよかった?無駄?双方の声を紹介!」

>>「【食育アドバイザーの試験概要】難易度や試験問題などを紹介!」

>>「【食育アドバイザーの資格は独学可能?】おすすめの勉強方法も解説!」

>>「【食育アドバイザーのおすすめ本やテキスト】資格取得法を解説!」