【食育インストラクターは履歴書に書ける?】正しい書き方も解説!

「食育インストラクターの資格って履歴書に書けるの?」

「食育インストラクターの資格を取ったけど、履歴書にはどう書いたらいい?」

「食育が関係ない仕事だけど、履歴書に書いてもいいのかな?」

 

食育インストラクターは民間資格なので、履歴書に書いてもいいものか不安に思う方は少なくありません。

資格を取ったから履歴書に書いたけど、それで逆に悪印象を与えるのは避けたいものですよね。

そこで今回は、食育インストラクターの資格を履歴書に書いてもいいのか分かりやすく解説していきます!

ポイント

履歴書への正しい書き方もお伝えするので、ぜひ最後までご覧ください!

食育インストラクターとはどんな資格?

食育インストラクターとはどんな資格?

食育インストラクターとは、名前の通り「食育の指導者」であることを証明する資格です。

  • 安心・安全・健康に良い食品を選ぶ力
  • 食事マナーや食文化の継承といった他者と食を共有する力
  • 環境問題や地産地消など食を多角的に見る力
ポイント

以上3つの力を備えた、健康的な食生活を指導できる人のことをいいます。

食育インストラクターの資格について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

>>「【食育インストラクターとはどんな資格?】できることやメリットを解説!」

食育インストラクターの資格は履歴書に書ける?

食育インストラクターの資格は履歴書に書ける?

食育インストラクターの資格は履歴書に書くことができます。

「民間資格は採用の判断材料になるのかな?」と考える人もいるかもしれませんが、努力して知識やスキルを習得してきた訳ですから、堂々と履歴書に記入しましょう。

ましてや、食育は社会で推進されている施策の一つ。

そのため、保育園や幼稚園、小・中学校、病院、介護老人福祉施設などの給食施設や食品メーカー、飲食店といった食品業界に就職・転職する場合はとても有利です。

食育に詳しい人材であることの大きなアピールポイントになるでしょう。

しかし、食育インストラクターを取得した人全員が、食に関する職場に就職・転職する訳ではないですよね。

家庭で食育をしたいから取得しただけであって、全く別の業界・職種での就職・転職を目指される方もいると思います。

このような場合でも、履歴書に書くことは問題はありません。

  • 日々の食生活をより豊かにしたいという知的好奇心
  • 物事に優先順位をつけて学習に取り組む能力
  • 目標を決めて毎日勉強を続ける継続力
ポイント

上記のように、資格取得までのプロセスと自分の長所と結び付けて面接官にアピールしていくと良いでしょう。

食育インストラクターの履歴書の書き方や正式名称

食育インストラクターの履歴書の書き方や正式名称

資格欄には取得した年月、資格の正式名称を以下のように記入しましょう。

「〇年〇月 NPO日本食育インストラクター協会主催 食育インストラクター◯級 取得」

もう少しすっきり記入したい場合は、

「〇年〇月 NPO日本食育インストラクター〇級 取得」

最初のほうが丁寧ですが、食育インストラクターは主催団体と資格名が同じであるため、2つ目の書き方でも問題ありません。

ポイント

細かいかもしれませんが、食育インストラクターの試験に合格しているだけの場合は「合格」、資格を申請し交付されている場合は「取得」と書くようにしましょう。

実際に食育インストラクターの資格は仕事に活かせる?就職先はある?

実際に食育インストラクターの資格は仕事に活かせる?就職先はある?

結論からいうと、食育インストラクターの資格は仕事に活かすことができますし、食品メーカーや飲食店、保育園や幼稚園、小・中学校、病院、介護老人福祉施設といった様々な就職先があります。

なぜこれだけ多くの職場で、食育インストラクターの需要があるのでしょうか。

それは、平成17年に食育基本法が施行され、社会全体で食育を推進していくことが大切だと考えられるようになったからです。

食育基本法が制定されるずっと前から、孤食(一人で寂しく食事をとること)・食生活の乱れ・生活習慣病の増加・誤った体型に関するセルフイメージなど様々なことが問題視されてきました。

このような問題を解決するために、食育の重要性を伝えらえる専門家が必要となったのです。

食育インストラクターはまさにぴったりの人材。

栄養学・食品学・食文化・食環境、多くの食に関する知識を身につけているため、給食の提供や食育講座、施設のイベントといった食育業務で活かすことができるでしょう。

以上のような理由から、食に関する職場では、食育インストラクターの知識やスキルを求めているということになります。

ポイント

食育インストラクターの具体的な仕事内容や就職先、給料などはこちらの記事で解説しているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。

>>「【食育インストラクターは仕事に活かせる?】就職先や給料を紹介!」

食育インストラクターの資格の取り方

食育インストラクターの資格の取り方

食育インストラクターは、受験する級によって資格取得要件が大きく違います。

ざっくり説明すると以下のような取得要件になります。

◆ プライマリーは通信講座(がくぶんの「食育インストラクターを養成講座」)を受講

◆ 4級は①推進校に通学する、②4級資格認定研修会に参加する、いずれかを選択
※ただし、2013年度から②4級資格認定研修会は実施されていないため、現状は①の推進校に通学する一択。

◆ 3級はプライマリーか4級、もしくは食育に関する国家資格(管理栄養士・栄養士・調理師・保育士・歯科衛生士など)を取得した上で、①推進校に通学する、②3級資格認定研修会に参加する、③筆記試験のみ受験する、いずれかを選択

◆ 2級は、3級または食育に関する国家資格とプライマリーのダブルライセンスを取得した上で、2級資格認定研修会に参加する。

◆ 1級は、2級または栄養教諭を取得した上で、1級資格認定研修会に参加し、食育レシピを提案する。

ポイント

上記は必要最低条件をかなり簡潔にまとめましたが、実際はこれら以外にも各種筆記試験や必要得点率、さらに調理実習や食育授業の単位、実務経験(1級のみ)、食育活動報告(1級のみ)など複雑に組み合わされて認定されています。

したがって、食育インストラクターを目指すポイントは

①自分が現在取得している食育インストラクターの級、栄養教諭、食育に関する国家資格をまずは把握する
※とくに食育に関する国家資格は、大学・短大の食物科・栄養科の卒業見込み者や、保育ママといった地方公共団体の特別業務就業者なども含まれるため要確認です!

②推進校もしくは資格認定研修会、どちらで主に資格取得を目指したいのかを決める

③②の資格取得にかける勉強・通学時間や費用は確保できるのかを検討する

以上のことを総合的に判断して、何級をどのように取得していくのかを決めるようにしましょう。

ポイント

食育インストラクターのそれぞれの級の詳しい取り方や費用はこちらの記事で解説しているので、より深く知りたい方はぜひご覧ください。

>>「【食育インストラクターの取り方と費用】各級の取得方法を徹底解説!」