「食育アドバイザーの資格は仕事の役に立つ?」
「食育アドバイザーはどんな仕事に就職できるの?」
「食育アドバイザーの仕事内容を知りたい!」
食育アドバイザーは、栄養学や食事の知識を学び食育を普及していくことのできる資格です。
しかし、実際に仕事に役立てることができるのでしょうか?
お金や時間をかけて資格を取得したのに就職することができなかったら、非常に悲しく後悔してしまいますよね。
そこで今回は、食育アドバイザーの資格は仕事に役立つのか分かりやすく解説していきます!
具体的な就職先や仕事内容もお伝えするので、食育アドバイザーを目指したい方の参考になれば幸いです。
食育アドバイザーの資格は仕事や就職で役に立つ?
食育アドバイザーの資格を仕事や就職で役立てることは十分可能です。
なぜなら、食育は国を挙げて推進している事業であり、食育アドバイザーはその事業に直結して携わることができるからです。
現在の日本は、脂質の摂取増加・野菜の摂取不足、食物アレルギーなど食にまつわる問題が多くあります。
しかし一方で、平均寿命の上昇から健康志向が高まっており、個人の意識によって食生活は二極化しています。
このような問題・ニーズに対応するため、教育現場・福祉や医療現場・食品業界など社会全体で食育に取り組むようになってきました。
食育アドバイザーはこのような現場から需要がありますし、学習した知識を活かすことができます。
食育アドバイザーの主な就職先や仕事内容
食育アドバイザーの資格は仕事や就職に役立つと言われても、どこで働けるかイメージできる方は多くありません。
そこでここでは、食育アドバイザーの具体的な就職先や仕事内容をご紹介します。
- レストランなどの飲食業界
- 教育業界
- 医療・福祉業界
- スポーツ選手へコンディショニングのアドバイス
- 講師として料理教室や講演会を開く
それぞれの働き方について、分かりやすくお伝えしていきますね!
レストランなど飲食業界への就職
最近のレストランなどの飲食業界は味はもちろんのこと、ヘルシーで美容に良いメニューにも力を入れています。
そのため、このようなニーズに応えていける、食と健康に関する知識を持った人材が求められています。
食育アドバイザーはまさにぴったりの人材でしょう。
知識を使って身体に良い食材を選び、新メニューの開発に携わることができます。
教育業界への就職
保育園や小中学校での食育は一番イメージがしやすいのではないでしょうか。
最近では子どもの肥満・痩せ・孤食問題などが問題になっています。
このような問題に対応するために、幼い頃から食を選択する力を身につけようと、様々な食育の授業やイベントが行われるようになりました。
ちなみに、私は保育園の管理栄養士として食育に携わったことがあります。
当時は食育便りやイベントなど多くの発案を求められていて、
「食育に詳しい人と一緒に考えられたらいいのにな。」
と度々思ったものでした。
上記のように食育で悩んでいる管理栄養士や栄養士、もしくは栄養教諭・保育士などたくさんいると思います。
食育アドバイザーは他職種と協力して意見を出し合い、食育を展開していくこともできます。
医療・福祉業界への就職
医療・福祉業界でも食育のニーズは高まっています。
医療現場では、栄養や運動についてアドバイスすることで生活習慣病の予防につなげることができますし、体質改善にも効果があります。
また、現在の日本では超高齢化が進んでいて、福祉業界ではただ長生きするだけでなく、生活の質の向上を目指そうという動きがあります。
私は学生の時に老人福祉施設に実習行きましたが、利用者さんの「食事が一番の楽しみ」という言葉が未だに忘れられません。
それぐらい食事というのはお年寄りにとって「生きがい」になっているのだと感じます。
福祉施設で食事を提供するにあたり、栄養バランスを考慮することはもちろんのこと、咀しゃく・嚥下機能・身体状況など様々なことを加味する必要があります。
また、近年では福祉業界でも行事食やお祭りなど食にまつわるイベントも多数開催されています。
そのため、食育の知識を持った食育アドバイザーの需要はこれからもより高まっていくことでしょう。
スポーツ選手へコンディショニングのアドバイス
食育の知識があると、スポーツ選手にコンディショニングのアドバイスもできるようになります。
- どんな食品を摂ると効率よく疲労回復できるのか
- 身体づくりのためにどのようなメニューをどれぐらい摂ればいいのか
このようなことをアドバイスすることでスポーツ選手の力を引き出すことができます。
講師として料理教室や講演会を開く
食育アドバイザーの資格を使ってフリーランスとして働く方もいます。
例えば、食育の講師として講演会を開き、食育の知識を広めることができます。
食育は子どもに対して行うイメージがあるかもしれませんが、近年では健康志向の高まりによって、大人でも関心が高い人は多いです。
また、カルチャースクールや自宅のキッチンを使って料理教室の講師として活躍する方もいます。
料理教室に通われる方には、毎日の食事や自分や家族の健康面で悩まれている方もいるでしょう。
食育アドバイザーはそのような疑問に応えることができます。
ただ作るだけの料理教室ではなく、食育をプラスしたワンランク上の料理教室を開くことができますね。
食育アドバイザーと他の専門資格を掛け合わせた仕事も可能
食育アドバイザーの資格一つだけでも上記したような就職先や働き方がありますが、他の専門資格とダブルで取得することでより希少価値の高い人材として重宝されるようになります。
ここでは、以下の専門資格と掛け合わせた仕事の仕方をご紹介します!
- 食育アドバイザー×栄養士・管理栄養士
- 食育アドバイザー×調理師
- 食育アドバイザー×保育士
- 食育アドバイザー×看護師
- 食育アドバイザー×助産師
上記の資格をお持ちの方はぜひチェックしてみてくださいね!
食育アドバイザー×栄養士・管理栄養士
食育アドバイザーと栄養士・管理栄養士のダブル資格はとてもおすすめです。
なぜなら、食育を行う上でどちらの長所も活かせますし、一方で、短所も補い合うことができるからです。
まず、食育アドバイザーの強みは何といっても食育活動方法について学んでいることです。
30もの食育活動事例について学んでいるため、どのように食育を展開させていくか具体的に企画することができます。
しかし、食育アドバイザーは名前の通り食育に特化した資格。
栄養や健康といった内容についても学びますが、相対的に内容が浅めであることは短所になります。
一方、管理栄養士・栄養士は医学的・生理学的な知識が豊富です。
その反面、意外に思われるかもしれませんが、食育の具体的な実践方法についてはほぼ学んできていないというのが短所になります。
なぜなら、食育の活動事例などは定期テストや国家試験に出題されることがないからです。
管理栄養士・栄養士が主に食育について学ぶことは、食育の概要や食育推進基本計画といった施策に関してです。
こちらはテストに出るためかなり勉強しますが、社会に出て食育を行う際には、正直あまり役に立つことはないでしょう。
なので、実際に管理栄養士・栄養士が食育を行う場合は本やネットで調べたり、栄養士会などの会合で情報交換していたりすることがほとんどです。
したがって、
「食育アドバイザーの知識で食育の実践方法を決め、管理栄養士・栄養士の専門的知識で食育の内容を濃くしていく。」
これだとどちらの長所も伸ばすことができますし、短所も補うことができます。
食育アドバイザー×調理師
食育アドバイザーと調理師をダブルで取得することによって、給食の献立や飲食店のメニューをワンランク上のものにすることができます。
調理師はどちらかというと栄養よりも「美味しさ」に重きを置いている資格です。
しかし、食育アドバイザーの知識と掛け合わせることによって、栄養バランスのとれた美味しくて健康に良いメニューを提案することができます。
また、保育園や福祉施設などで調理員として働いている場合は、食育を行う際にアイディアを求められる場合もあります。
このような場合、食育アドバイザーの知識があると様々な提案をすることができます。
ただ決められた食事を淡々と作るだけの調理員よりも、
- 美味しさと栄養と健康を加味した食事を考案することができる
- 一緒に食育を考えてくれる
このような調理員は貴重な人材になるでしょう。
食育アドバイザー×保育士
食育の担い手として保育士も大きく関わっています。
保育園によっては管理栄養士や調理員がいても、保育士が食育の主体となっているところはまだまだ多いです。
また、0~6歳の子どもたちは成長にかなり個人差が見られます。
成長していくうえで、保護者の子どもの食生活に関する悩みは尽きることはないでしょう。
食に関する知識があれば、このような保護者の悩みに寄り添うことができます。
毎日子どもたちと身近に接している保育士だからこそ、一人ひとりに合った提案ができると思います。
身近な保育士から食生活のアドバイスをもらえることで、世のお母さん・お父さんはだいぶ救われるのではないでしょうか。
食育アドバイザー×看護師
看護師を取得されている方が食育アドバイザーを勉強することで、より質の高い看護を患者に提供することができます。
「看護師は栄養に関係ないんじゃないの?」
と思われる方も多いとは思いますが、そんなことはありません。
なぜなら、医療現場では栄養サポートチーム(NST)という組織があり、看護師もその一員だからです。
NSTを説明すると、管理栄養士・医師・薬剤師・看護師といった他職種で、患者の栄養改善を目指すチーム医療のことをいいます。
NSTでは主にカンファレンスで意見を出し合います。
普段から一番身近で患者に関わっている看護師は、患者の身心で気付きがあった場合、NSTで情報を共有することが求められます。
もしそのような気付きあった時に、食育アドバイザーの知識があれば栄養管理の早期対応を行うことができます。
このように、看護師が食育アドバイザーの知識を身につけると栄養管理に素早く対応し、患者の生活の質の向上に役立てることができます。
食育アドバイザー×助産師
助産師が食に関する知識を得ることは、妊婦の体重管理や運動についてアドバイスする時に役に立ちます。
一部の産婦人科や助産院では、管理栄養士が体重管理の指導を行っていますが、どちらかといえば助産師が行っている所のほうがまだ多いのではないでしょうか。
ちなみに筆者は2人の子どもを別々の病院で出産していますが、どちらの病院でも助産師による指導を受けました。
妊娠中の体重管理はとても重要です。
太りすぎ・痩せすぎは妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病といったリスクが高まりますし、出産の時に難産になりやすい傾向があります。
初産婦だとただでさえ出産で不安なのに、つわりや体型の変化でさらに戸惑います。
このように出産と食は密接に関わっているため、正しい知識を身につけておく必要があります。
出産・食に関するどちらの知識も兼ね備えておくことで、妊婦の不安な気持ちにしっかり寄り添うことができるでしょう。
食育アドバイザーの履歴書の書き方や正式名称
食育アドバイザーは履歴書の資格欄に書くことができます。
書き方は以下の通りです。
「〇年〇月 一般財団法人 日本能力開発推進協会主催 食育アドバイザー 合格」
履歴書に書く時には以下のことに注意しましょう。
・資格名を記載する場合、略称ではなく必ず正式名称で書く
・資格の内容によって「取得」や「合格」など明記する
※基本的に免許が交付されたら「取得」、合格証明までなら「合格」と書いてください
・民間資格などのあまり知られていない資格や、似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載する
※食にまつわる資格は特に種類が多いため、必ず書くようにしましょう
もし資格を記載する上で、より正確な情報が知りたいと思われる方は日本能力推進開発協会に直接お問い合わせください。
食育アドバイザーの独学方法やおすすめ本・テキスト
食育アドバイザーを取得するには協会が認定した通信講座を受講する必要があります。
現在、協会に認定されている通信講座はキャリカレの食育アドバイザー講座のみです。
こちらの通信講座に申し込むと、基礎から応用まで網羅した教材セットが届きます。
あとはカリキュラムに沿って学習すればいいだけなので、初心者でも比較的取り組みやすい内容になっているでしょう。
キャリカレの食育アドバイザー講座の詳細は以下の通りです。
教材内容:
- 学習ガイドBOOK
- フルカラーテキスト3冊
- DVD6枚
- 添削問題1冊
- 楽してチンして楽しいレシピ1冊
受講期間:3ヶ月
費用:36,000円(税抜)
※分割払い 月額1,880円×24回も可能
サポート内容:
- 受講開始から700日間の長期サポート
- 何度でも無料で講師への質問が可能
- 丁寧な添削指導サポート
- 定期的な応援メールサポート
- 就・転職のサポート
- ホームページ制作といった開業支援サービス
食育アドバイザーはテキストだけの完全独学では取得することはできませんが、イラストや図解をふんだんに使ったわかりやすいテキストを利用して、カリキュラムに沿って勉強するだけなので資格取得までのハードルが低いです。
また、700日間の長期学習サポートも付いてくるため、長期間でゆっくり学習したい方にもおすすめです。
食育アドバイザー講座についてもっとよく知りたい方は、キャリカレで無料の資料請求をすると、詳しい講座内容が記されたパンフレットが届きます。
学習方法やカリキュラム、サポートなど自分に合った講座内容かどうか一度確認してみてくださいね。
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キャリカレの食育アドバイザー通信講座の詳しい特徴や口コミ、食育アドバイザーの勉強方法はこれらの記事で紹介しているので、より深く知りたい方はぜひご覧ください。
>>「【食育アドバイザーのおすすめ本やテキスト】資格取得法を解説!」
>>「【食育アドバイザーの資格は独学可能?】おすすめの勉強方法も解説!」
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キャリカレの食育アドバイザー講座なら仕事探しのサポートもしてくれる
キャリカレと他社を比較してみて強みとなっているのが、就・転職のサポートがある点です。
キャリカレにはキャリアコーディネートサポート(CCS)というシステムがあり、取得した資格・スキルを活かすことができる業種や職種を希望に添った形で提案してくれます。
すなわち、食育アドバイザーとその資格やスキルを必要とする求人とをマッチングさせてくれるんですね。
また、履歴書や職務経歴書の書き方や、セミナーやボランティアといったキャリア支援の情報も得られるとのこと。
資格取得をサポートしてくれる通信教育はいくらでもありますが、資格を取得した後のアフターフォローまでしてくれる会社はキャリカレぐらいなのではないでしょうか。
資格を取ったその先のサポートも受けたい方は、キャリカレのキャリアコーディネートサポート(CCS)も一緒に検討してみてもいいかもしれませんね。
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